こんにちは、ぽんこつ妻です。
私は2021年夏に、地方のとある個人病院で初めての出産を経験しました。
コロナ流行真っ只中だったため、出産の立ち合いや入院中の面会は一切禁止でした。
現在は、ワクチン接種が進んだこともあり、だいぶ感染者数が抑えられていますが、まだ立ち会いが禁止されているところも多いのではないでしょうか。
家族の立ち会いができないと、陣痛・出産の時の頼みの綱は先生や助産師さん。
後悔のない出産にするために、前もって産院にバースプランを伝えておくことは、さらに重要になっています。
でも、どの程度希望した通りに対応してくれるか、気になりますよね。
結論から言うと、私の場合、希望した事の半分くらししか叶えられなかったです。
この記事では、コロナ禍出産だった私のバースプランの内容や、実際に何をしてもらえて何をしてもらえなかったか、おすすめのバースプラン、希望を叶えてもらうためにすべきことをまとめました。
「コロナ禍出産なんだけどバースプランどうしよう」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
バースプランとは?
そもそもバースプランとは下記のことを言います。
バースプランとは、どのように出産したいか、計画を立てることを言います。
例えば、陣痛がきたときにしてほしいこと、どういうスタイルで分娩したいか、分娩後にやりたいことなどを書きます。
そして、それを産院に共有し、希望通りのお産ができるようにサポートしてもらいます。
どのような出産をしたいのか、自分なりの出産計画を立てることです。バースプランは、希望する出産について産院と相談するために用いられます。
用紙に書いて提出する場合が多く、産院によって書式は違います。提出や相談のタイミングも、妊娠中期~出産当日などさまざまです。また、決まった書類はないので、妊婦健診や面談でバースプランを相談する産院もあります。
私の産院は妊娠30週の検診の時に、病院独自の用紙を渡されて、その次の検診の際に先生に見せて面談するという形でした。
私が希望したバースプラン
コロナ禍で家族が一緒にいれないということを意識してバースプランを作成しました。
・陣痛中不安なので、できるだけ助産師さんにサポートしてほしい…家族の立会いができないので、できるだけ一人にして欲しくなく、極力陣痛室にスタッフさんにいて欲しいと思い書きました。
・カンガルーケア(母親が赤ちゃんを胸の上で抱っこしてお互いの皮膚を接触させること)をしたい
・時間帯や状況的に問題なければ、産まれたら夫とテレビ電話をして産まれたばかりの赤ちゃんを見せたい
・産まれた直後に赤ちゃんとの2ショットを写真と動画で撮ってほしい。赤ちゃんだけの写真も撮ってほしい…生まれた時に家族に撮影してもらうことができないので、 助産師さんに撮ってもらおうと思い書きました。
・母乳のことについて色々とアドバイスがほしい…母乳メインで育児がしたかったので書きました。
・できるだけ個室がいい
面談で先生に見せたところ、「出産の時に旦那さんにテレビ電話つないで中継しなくても大丈夫?」と聞かれました。
うちは希望しませんでしたが、リモートでもいいから立ち会い出産をしたいと希望される方が多いようです。
バースプランの達成状況は?
そんな私のバースプランが叶えられたかどうか、一つずつ振り返っていきます。
陣痛中の助産師のサポート
△ 夜間だったためあまりサポートを受けれず
陣痛が来て入院したのが夜間だったので、夜勤の助産師さんが2~3人しかおらず、たまに様子を見に来る程度でした。
すごく心細かったです。
カンガルーケア
✕ 未熟児だったためできず
2300グラム台と小さく産まれたために、すぐに新生児室に連れて行かれてしまったので 、カンガルーケアはできませんでした。
服の上からですが、少しの間だけ抱かせてもらうことはできました(多分3分間くらい)。
出産直後にテレビ電話したい
✕ すぐに新生児室に連れて行かれたためできず
カンガルーケア同様、テレビ電話をする間もなく、赤ちゃんは預けられてしまったので、叶いませんでした。
夫とは分娩室で一人で休んでいる時に音声電話をしました。
写真と動画を撮ってほしい
△ 写真だけは撮ってもらえた
娘を抱っこさせてもらっている間に、分娩室に入る前に助産師さんに預けておいたスマホで写真を撮ってもらいました。
しかし動画は撮ってもらえず。
赤ちゃんだけの1ショットも撮ってもらえなかったので、出産してから数時間後に娘を入院部屋に連れてきてもらったタイミングで自分で撮りました。
母乳育児についてアドバイスが欲しい
○ 母乳推進の産院だったため指導は充実していた
一日何回もおっぱいの状態や母乳の量を確認してくれて、授乳は毎回授乳室で助産師さんの指導を受けながらしていました。
毎日担当の助産師さんが替わるのですが、助産師さん同士が連絡・引き継ぎを密にしているようで、どの助産師さんも私の授乳の状況などを細かく把握した上で、指導にあたってくれました。
初めてのことで不安で仕方なかったので、気になったことがあれば何でも聞くようにしていましたが、どんなことでも丁寧に答えてくださいました。
個室にしてほしい
○ 空いていたので個室に入れた
先生との面談の際に「空いていなかったら大部屋になります」と言われていたのですが、この産院はほとんどが個室で、私が入院した時はそんなに人がいなかったので、問題なく個室に入れました。
他の人に気を遣わなくて済むし、部屋で家族と電話できるし、泣きたい時に泣けるし(笑)、個室で本当に良かったです。
…と、ざっとこんな感じです。
産後の入院時に希望していたことは叶えられたかなと思います。
やっぱりその時の状況で希望通りにいかないことも結構あるんだなと思いました。
おすすめのバースプラン
助産院ばぶばぶのHISAKOさんが、妊婦さんが出産まで頑張れるバースプランについて動画を出しています。
HISAKOさんは第一子の時、3日間にもおよぶ壮絶な出産を経験されたそうですが、その時の助産師から心無い言葉でけなされて、これから始まる子育てに対して全ての自信を失ってしまったそうです。
そこで、バースプランには「褒め殺してほしい」と書いて!とおっしゃっています。
幸い、私が入院した産院は、メンタルケアがとてもしっかりしているところで、助産師さん全員が私に対して優しい言葉をかけてくれましたが、出産・入院中の助産師さんの態度なんて、その時になってみないとわかりません。
死ぬほど辛い陣痛・分娩時や、急激なホルモン変化と体のダメージでメンタルブレブレの産後に、家族に会えない状況で、助産師さんに冷たい言葉を掛けられたら、確実に一発でどん底まで落ちます。
皆さんぜひバースプランには「褒め殺してください」と書きましょう!
バースプランを叶えるために
少しでも希望通りのお産、入院生活を送るために、やってほしいことが2つあります。
バースプランを控えておく
用紙にびっしりプランを書いて提出しても、いざお産の時にどんなことを書いたか忘れているものです。
なので、自分が書いたバースプランの用紙をコピーするか、写真を撮っておくかして、控えておくようにしてください。
私も用紙を提出する前に写真に撮っておいて、提出後もたまに確認するようにしてました。
控えておかなかったら、多分覚えていなかったと思います(笑)
陣痛室で改めてバースプランを伝えておく
人にもよりますが、最初の方は陣痛と陣痛の間なら意外と普通にしゃべれます。
陣痛が来ていない時に、もし余裕があれば「バースプランに〇〇と書いているのでよろしくお願いします」と改めて伝えておくと良いです。
私の場合、これはしていません。
もし伝えていれば、希望していた出産直後の動画の撮影もしてくれたのかなと思います。
いかがだったでしょうか。
生涯のうち何回出産を経験するかは人によって異なりますが、今お腹の中にいる赤ちゃんを産むということは、一生に一回です。
コロナ禍で色々制限はありますが、かけがえのない命の誕生を素敵な思い出するために、しっかりバースプランを作成し、産院に対応してもらえるようにしましょう。
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