【混合から完ミ】【おっぱい拒否】ぽんこつ妻の授乳体験談

子育て

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ぽんこつ妻プロフィール
20代後半。地方在住。正社員で現在は育児休業中。
2019年秋に結婚。2021年夏に第一子となる長女を出産。

出産したのも束の間、早速始まる授乳。

妊娠中は初めての出産のことで頭がいっぱいで、その後の授乳のことなんて特に気にしてませんでしたが、こんなに大変だとは…。

うちの場合はおっぱい拒否で、生後3か月で最終的に完ミ(完全ミルク)になりました。

そんな私の授乳体験談、そして完ミに対する考えをまとめました。

私と同じような経験をして悩みを抱えている方や、これから子育て・授乳をする方の参考になれば幸いです。



思い描いていた授乳

私は「母乳メインの混合」希望でした。

母乳にはたくさんのメリットがあります。

 
母乳のメリット
・母体の免疫が含まれている
・赤ちゃんに最適な栄養
・アレルギー予防になる
・赤ちゃんの顎の筋肉が鍛えられる
・母体の子宮収縮を促す

何よりミルクはとにかくお金がかかる!母乳ならタダ!

産院でも母乳育児を推進していたこともあり、もし母乳がちゃんと出れば、ぜひ母乳をあげたいという思っていました。

それでも、完母(完全母乳)にはしたくありませんでした。

その理由は、母乳にはデメリットもたくさんあるからです。

 
母乳のデメリット
・授乳が頻回になる
・授乳した量がわからない
・外で授乳する時に場所が限られる
・赤ちゃんを長時間人に預けられない
・卒乳が大変そう

加えて、生後8か月で保育園に入れる予定で、それまでにはおっぱいをやめようと思っていたので、哺乳瓶にも慣れさせておきたいという気持ちがありました。

以下からは、そんな私の授乳体験記です。

出産当日から授乳開始

(出産レポートはこちらから↓)

 
コロナ禍の陣痛・出産レポート①
2021年夏、第1子となる女の子を出産しました。 コロナ禍の中、出産の立ち合いや入院中の面会は一切禁止。 初めての出産で、不安で不安で仕方なくて、妊娠中はいろんな人の陣痛・出産レポートを調べまくりました。 そんな私のような妊婦さんはたくさんいるんじゃないかなと思い、私も実際に経験した陣痛・出産についてまとめてみました。 

朝5時に出産を終え、入院部屋に戻り休んでいると、昼頃に助産師さんが入ってきておっぱいの状態を確認してくれました。

助産師さんがおっぱいをつまむと、乳頭から白い液体が。

「ちゃんと出るね〜」と助産師さん。

こんな産後すぐから出るのか。母体ってすごいな〜とビックリしました。

臨月に入った頃から、産院に教わったおっぱいマッサージを実践していたので、その効果もあったのかもしれません。

早速授乳してみようということになり、部屋にいた産まれたばかりの娘におっぱいを咥えさせてみました。

しかし娘は爆睡中。

「おーい起きてー」と助産師さんが娘にこちょこちょしますが、それでも起きません。

「寝ちゃってるね〜。またあとでやってみようか」と、この時は断念することにしました。

 

数時間後、授乳室に呼ばれ、授乳再トライ。

今度は娘は起きていましたが、なかなかうまく咥えることができません。

娘は未熟児で産まれ、吸う力が弱いのに加え、私の乳頭が人より短いことが原因でした。

そこで、乳頭保護器(ニップシールド)を使用することに。

おっぱいに保護器をつけて、その上から赤ちゃんに咥えてもらいます。

 

するとすぐに授乳成功。

保護器越しに、娘に吸われてる感覚がわかりました。

産まれて間もないのに、もうおっぱいを吸えるのか。私のお腹の中で練習していたんだね。

と感動しました。

とはいえ、まだまだお互いに初心者で下手くそです。

母乳量もまだ安定していないこともあり、しばらくは授乳の後は毎回ミルクを足すことになりました。

こうして授乳生活が始まりました。

 

入院中の授乳

3時間ごとに授乳室に行き、片乳10分ずつ計20分の授乳の後、ミルクを追加。

ミルクは「生後日数×10ml+10ml」足していました。(例えば、生後1日なら1×10ml+10ml=20mlです。)

おっぱいをあげる際は毎回乳頭保護器を使用します。

入院期間中は、10人くらいの産婦さんと過ごしましたが、乳頭保護器を使用していたのは、私含めて2人でした。

(授乳室では、皆さん周りを構わず爆乳出してて、初めて見る衝撃的な光景だったので、ついつい他の人をジロジロ見まくってしまいました(笑))

生後2日目から、急におっぱいがガチガチに張り、熱をもち始めました。

痛すぎて、仰向けで寝ることができません。

保冷剤を借りて冷やし、痛みと熱を和らげました。

同日、娘が黄疸の検査で引っ掛かり、治療のため一日保育器に入ることになりました。

治療の間はおっぱいを与えることができません。

そこで教えてもらったのが「搾乳」です。

私は搾乳器ではなく、手搾りを教わりました。

親指と人差し指で乳輪部分を挟むようにつまんで母乳を哺乳瓶へ搾るのですが、おっぱいが張っていたこともあり、おっぱいを上手く指でつまむことができず、結局ほぼ助産師さんに搾乳してもらいました。

なかなかの激痛でした。

ちなみに手搾りできたのは40ml。

産後2日目にしては十分な量だそうです。

 

産後3日目。娘は無事に黄疸の治療を終え、おっぱい再開。

この日もおっぱいの後は、ミルクを追加。(3×10ml+10ml=40ml)

 

産後4日目。この日は赤ちゃんが母乳をどれくらい飲めているかを調べてみることに。

赤ちゃんが飲んだ母乳量を調べる方法は、
授乳前の赤ちゃんの体重を量る→授乳→授乳後の赤ちゃんの体重を量る
授乳後の体重から授乳前の体重を引いた重さが、赤ちゃんが飲んだ母乳の量です。

数回調べた結果、40~80mlと十分な量を飲めていることがわかり、そこからはミルク無しになりました。

 

産後5日目。退院日です。

助産師さんから「家に帰ったら産院にいた時みたいに母乳量を量ることはできない。授乳後におっぱいの張りがなくなって軽くなったと感じたらちゃんと飲めているってことだから、その感覚をちゃんと覚えていてね」とアドバイスをもらいました。

退院、家での授乳スタート

入院中に夫に連絡し、家で使用する乳頭保護器(ピジョンソフトタイプMサイズ)を薬局で買ってもらっていたので、それを使っていざ授乳。

産院で使っていた物とは違うタイプのものでしたが、問題なく使うことができました。

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夫は一週間だけ有休を取ってくれたので、授乳も夫と二人で協力して行いました。

夫にはミルクで授乳してもらっていました。

娘は、昼間はスヤスヤ寝てくれるのですが、夜になると覚醒して夜通し泣いているなんてこともしばしばありました。

おっぱいをあげてもなかなか泣き止んでくれない。

そんな時は「母乳足りていないのかな?」とミルクを60mlくらい足すようにしていました。

また、私が外出中だったり、寝ていたり、お風呂中でタイミングが合わない時は代わりに夫がミルクをあげてくれていました。

一回でもミルクに代えると、おっぱいをあげる間隔が6~7時間空いてしまいます。

母乳を出さないと量が減ってしまいますし、乳腺炎になるおそれもあります。

そこで、手動の搾乳器を購入し、それを使って哺乳瓶に搾乳するようにしました。

その母乳は冷蔵庫に保存しておいて、次に夫が授乳してくれる際に、湯煎で人肌の温度に温めて娘に与えてもらいます。

そんな感じで授乳を続けていき、一週間が経った頃、産院が独自で行う健診(2週間健診や1週間後健診と呼ばれるもの)がありました。

娘の体重は退院時より、572g(71.5g/日)増えていました。

一日当たり30g増が標準といわれているので、その倍以上でした。

「順調だね~!母乳だけでいけるんじゃない?」と言われました。

そのまた一週間後。

今度は新生児訪問で、市の保健師さんが自宅に来ました。

そこでは、乳頭保護器無しでおっぱいを吸わせる練習をしてみました。

保健師さんが娘の頭と私のおっぱいをがっしり掴み、娘が口を開けたタイミングで私のおっぱいに口を持っていきます。

乳頭を吸ってもらうというよりは、乳輪部分まで無理矢理口に押し込むという感じです(笑)

何回か試して、なんとか成功。

おっぱいを直接吸ってもらうのは初めてで、とても嬉しかったです。

保護器を使う時に比べて、おっぱいを吸ってもらっている感覚がダイレクトしました。

正直、保護器の消毒が面倒臭く、人前で使うことにも抵抗がありました。

そこで、この日から保護器無しでおっぱいを吸わせる練習を自分でもしてみました。

最初は保護器無しでおっぱいをあげてみて、うまく吸ってもらえなかったら保護器をつける。

日に日に保護器無しでいける確率は上がっていき、このまま保護器を卒業できると思っていました。

そして始まったおっぱい拒否

生後3週間が経った頃、おっぱいを嫌がるようになりました。

おっぱいを口に近づけても咥えようとせず、全力でギャン泣きです。

しばらく泣き続けて、泣き疲れると、そのまま寝てしまいます。

保護器をつければ吸ってくれる時もありましたが、ダメな時もありました。

娘に「あなたは母親失格よ」と言われている気分になり、ショックでした。

娘が全力で泣いている中、無理矢理おっぱいを咥えさせるのも、精神的に苦痛でした。

おっぱいをほとんど吸ってもらなかった時は、ミルクを与え、その後搾乳・冷蔵保存し、次におっぱい拒否された時に与えるようにしました。

1か月健診の時に、その事を助産師さんや小児科の先生に相談しましたが、「でも体重の増え方も順調だしそのままで大丈夫だよ~」と言われるだけで、具体的なアドバイスをもらうことはできませんでした。

その2週間後に保健師さんの2回目の訪問があり、そこでも話してみました。

保健師さんからは「機嫌が良い時に与えるといいよ」と言われました。

確かに機嫌が良い時の方が、おっぱいを吸ってくれる可能性が高いのですが、それでも成功率は低いまま。

解決には至りませんでした。

おっぱい拒否はエスカレート

おっぱい拒否はしだいにエスカレートし、それまで機嫌が良くても、おっぱいを見るだけで体をのけぞってギャン泣き。

無理矢理咥えさせますが、一切咥えず叫ぶように泣きます。

そしてあやすと寝たフリ。

諦めて搾乳。

私はもう困憊していました。

娘に笑顔で接することができません。

寝ていても娘の泣く声が空耳で聞こえてきて、おかしくなりそうでした。

搾乳メインに

「このままだとお互いにとって良くない」と思って、思い切っておっぱいをあげる回数を減らしてみました。

おっぱいは与えず搾乳・冷蔵保存し、次の授乳の時にそれを与える。

その繰り返しです。

おっぱいを直接あげるのは、自分が精神的に余裕のある時だけ。

ただ、これは本当に手間でした。

搾乳は毎回30分くらいかかりますし、搾乳器は約10個のパーツからできており、それを毎回組み立ててから搾乳、終わったら全部解体して消毒。

そして何より、出掛けている時はできません。

産褥期も明けようとしている頃で、外出の機会も増えてきていたため、外に出る日は、出掛ける直前に搾乳、帰ってきたらすぐ搾乳していました。

そのため、搾乳回数を徐々に減らし、ミルクの回数を増やすことにしました。

搾乳は1日7~8回していたのを、6回、4回と減らしていき、最終的には1日2回まで減らしました。朝と寝る前の2回です。

そうすればお出掛けにも支障ありません。

ミルクメインにしてからは、心身ともにとても楽になり、育児を楽しむ余裕がでてきました。

しかし、母乳量は減っていきました。

7時間も空ければ200mlも出ていた母乳が、1日2回にすると1回50mlくらいしか出なくなっていました。

でも、大事なのは、無理して母乳を出すことよりも、心のゆとりを持って笑顔で娘の育児ができること。

「これは仕方ないんだ」と受け入れることにしました。

断乳を決意

1日2回の搾乳をずっと続けていましたが、「ほとんど出ないのに、無理矢理搾り出してまで母乳をあげる必要があるのか?」という思いが日に日に強くなりました。

娘はその時3か月になっていました。

「もう十分頑張ったよね。そろそろ完ミにしてもいいよね。」
と、近いうちに完ミにすることに決めました。

いつから完ミにするか少し迷いましたが、生後100日という節目が近かったこともあり、その日で母乳を最後にすることにしました。

そして迎えた生後100日。

最後に直乳で飲んでくれたら嬉しいなと思いチャレンジしてみましたが、やっぱり拒否。

いつも通り、搾乳した母乳を飲ませて混合授乳は終了しました。

元々母乳量が減っていたこともあり、断乳はトラブルなくスムーズにできました。

おっぱい拒否の原因だと思うこと

娘がおっぱいを吸ってくれなくなった原因は、やはり哺乳瓶に慣らしすぎたことだと思います。

産まれた直後から混合で、退院後も夫などにミルクをあげてもらう機会も多かったです。

おっぱいは赤ちゃん一生懸命吸わないと出てきませんが、哺乳瓶は少し口を動かすだけで出てきます。

そりゃ楽な方が良いですよね。

混合希望であっても、極力おっぱいの回数を減らさないことが大事だと思います。

哺乳瓶は1日1回くらいにしておいた方が良いです。

もし第二子が産まれたら、今回の反省を生かして、混合育児を成功させるためにまた頑張りたいと思います。

最後に

昔からそうですが、「母乳が正義」という風潮があります。

会う人会う人に「おっぱいちゃんと出る?」と聞かれます。

何十回聞かれたことか。

正直、母乳でもミルクでもどっちでも良いと思います。

ママがしたいようにすればいいんです。

周りなんて関係ないです。

今のミルクは母乳に負けないくらいの栄養が入っています。

私が母乳メインにしたかったのは、とにかく節約したかったからです(笑)

ミルク代を公費で負担してくれるのだったら、ミルクだけでもいいくらいです。(私の住んでいる県・市ではそのような制度はありません。)

「おむつ何使ってる?」「私パンパース」「私はメリーズ」くらいのノリで、「母乳?ミルク」「私ミルク」「ミルク派か~私は母乳」って感じの会話ができる世の中になればいいなと願います。

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